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暗闇の向こう側

第1章 闇は深い

大野side

相葉ちゃんから詳しく話しがされて、チーフマネージャー、担当マネージャーが驚いていた。セカンドの携帯を差し出したら事実なんだと呆れているようにも見えた。

相葉ちゃんはずっと自分を責めてる様子、自分がちゃんと対応してたら…とか考えてるのかな。
その女の子を知らないけど、ラインを見る限り自分の利益にならないからキレてる、相葉ちゃんを利用してやろうっとしか感じなかった。

相葉ちゃんのせいではないこと、相手が悪かったと言ってあげた。そして緊張、不安を落ち着かせるように背中を優しく叩いてみる…

携帯に電源を入れてラインを見て見る。
女『また無視?写真これだけじゃないから』
『知り合いに話ししたら、高い値段で週刊誌に売れるって言われちゃった』
『あのマンション凄いよね、住所も分かったし。どうするの?売っちゃうよ』

チーフマネージャー「タチが悪いわね、相葉の彼女でもなりたかったのかもね…」

既読がつくとすぐにラインが入ってきた。
女『無視決め込むなら、もう売るから』

担当マネージャー「早く対応しないとマズイですね。これは…」

チーフマネージャー「そうね…とりあえず、なだめて会う約束できるか、返事してみましょう。相葉、返信返して」

相「何て、返信しますか?」

担当マネージャー「忙しくて返信できなくてごめん、会って直接話ししない。適当には考えてないよ的な感じでどうですか?」

それが妥当だろうと返信するとまた返事がきた

女『急になに?週刊誌に売るって言ったからでしょ。国民的アイドルだもんね。スキャンダルは痛いよね』

チーフマネージャー「おっしゃる通りだわ。挑発には乗らず、こちらは相手を持ち上げて、気持ちよくさせて合う約束取り付ければいいから」

こちらは紳士的に謝りながら、会いたいと返信すると乗ってきた。今日の夜、ごはん食べようと何とか約束を取り付けた。

19時にこちらが指定した場所にマネージャーの車で迎えにいく。その後の話しはマネージャーが対応することになった。

チーフマネージャー「会ってどうなるかは分からないけど、とりあえず弁護士さんも帯同してもらって話しするから、この後、二人はレギュラーの仕事に行きなさい。携帯はこっちで預っておくから」

俺と相葉ちゃんはマネージャーと弁護士に頭を下げて会議室を出た。

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