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暗闇の向こう側

第1章 闇は深い

相葉side

相「もう一人、弁護士さんじゃない、スーツ着てた男の人は誰?」

マネージャー「弁護士さんの知り合いの方で、調査などしてくれる人です」

サラサラと普通の事のように話すマネージャーが怖かった。初めて芸能界の裏を見た。記事になる前に握り潰すにはこんなことが起きてるのか…

相「あの子はどうなるの?」

マネージャー「話し合いが終われば、帰ってもらうだけです」

そんな事はないだろうけど、もしかしてとも考えてしまう。

相「そう…」

マネージャー「大丈夫ですよ、もうすぐ、着きます」

しばらくするとリハーサルのスタジオに着いた。ジャージに着替えて、スタジオに入ると大ちゃんの振り付けを教えてる最中だった。俺が来たことに気がついたみたい。

智「相葉ちゃん!大丈夫?」

相「大丈夫、今、マネージャーが話ししてる最中。まだ結果は出てないよ」

みんな、その話しを聞いて、何とも言えない顔をしてる。
翔「まぁ、マネージャーが話しを納めてくれるよ、待つしかないね」

潤「さあ、リハしよ。早く終わらせよう」

松潤の声でリハが再開する。大ちゃんが振り付けを教えてくれけど難しいな。家で一人復習か、居残りかな…。おまけに集中できない。
大体、覚えたぐらいで通しをする。ニノや松潤はさすがに早い、翔ちゃんは70%の出来だな。

翔「あ〜!無理、今回難しいよ、智くん」

ニノ「なんで今回こんなに難しいのを付けたのよ?」

智「やっぱり難しい?変えようか?」

潤「いや、これが後半の見せ場になるから、これぐらいじゃないとバランスとれないからこれで良いよ」

コンサートの構成や振り付けに関しては翔ちゃん、ニノや俺らは口を挟むことは出来ない。全体を監修してる松潤か、振り付けに関しては大ちゃんだけ。
嵐のコンサートのクオリティを落とさない、新しいものを見せるには本当に大変だ…

ニノが俺と翔ちゃんに出来てない箇所を教えて、松潤と大ちゃんはフォーメーションの打ち合わせをしてる。

細かい箇所はまたにしてフォーメーションの変更があり、頭から踊る。微調整や変更をして何とか形が決まった。ここまでするかもうちょっと進めるかを松潤がスタッフと話しているとチーフマネージャーがスタジオに入ってきた。



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