テキストサイズ

暗闇の向こう側

第1章 闇は深い

相葉side

チーフマネージャーに呼ばれ、俺と担当マネージャーとチーフマネージャーと3人で楽屋にいく。

楽屋に入り席に着くとチーフマネージャーが話し始めた…

チーフマネージャー「結論から言うと週刊誌に写真は売ってなかったし、あれ以上の写真も持ってなかったわよ。これからの先、売らないように誓約書も書かせたから大丈夫でしょう」

部屋を出る時、暴言を吐いてた、あの気性が荒い綺麗なだけな女が誓約書のサインなんかに素直に応じるのだろうか…

相「どうやってサインさせたの?」

カバンから誓約書を出して見せてくれた
確かにサインと母印が押されている。

チーフマネージャー「話し合いよ、忙しいあなたが返事をしなかっただけで週刊誌に売るのは恐喝、脅迫だし、家の前をウロウロしてみたいだからストーカーだと話して、こちらは警察に行くと話ししただけよ」

担当マネージャー「良かったですね、弁護士さんが言ってくれてた筋書き通りですね」

チーフマネージャー「そうね、あくまで、あなたは彼女と誠意ある付き合いをしようと考えてたと言う建前でだけど。本当は一晩の遊びなんでしょうけど。」

一晩ですらない、その時だけ、自分の性欲を満足させたら帰らせた。最低だな俺。

相「これで終わりですか?」

チーフマネージャー「終わりよ、携帯の履歴も消させたから。二度とあなたの周りをウロウロはしないわよ」

相「あの女は?どうなるの?」

チーフマネージャー「どうにもならないわよ、話し合いが終わったら帰って行ったわよ」

相「そうですか…」

チーフマネージャー「そうですかじゃないわよ。クリーンなイメージで売ってんのに、飲んで一晩だけの相手を部屋に連れ込んでるなんて噂だけでもアウトよ」

相「はい」

チーフマネージャー「今回の件、記事になってたら嵐全体のイメージダウンでCM打ち切りになって、違約金払うとこだったのよ。億単位の支払い、どうするつもり?払えないでしょ」

本当のことで返す言葉がない…

チーフマネージャー「解決したから良かったけど、ちゃんと責任は取ってもらうから。3ヶ月仕事以外は外出禁止、あとマンションの引っ越し。これは早目にね。こんな扱いした女の子がいっぱいいるんでしょ、部屋バレてるから引っ越しよ」

仕方がない、自分で蒔いた種だから…




ストーリーメニュー

TOPTOPへ