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暗闇の向こう側

第2章 向こう側は…

大野side

今日はいつものレギュラーの仕事。
楽屋に入るとみんな揃っており、各々自分の事をしている。

相葉ちゃんは台本じゃない書類を真剣に見ている…

潤「新しいマンションの資料?」

相「うん、中々希望に合わなくて…」

潤「まぁ、難しいよね。芸能人が住むマンションは限られてくるし。いっそ、買ったら?」

相「やっぱりそうかな…」

この間、遊びに行った時もテーブルにマンションの間取りとかの資料が出たけど、希望するようなところがないと言ってた。
マネージャーが新しい資料をまた持ってきたみたいだけど、あの表情だとダメそうだな…

翔「時期もあるからね…、でも相葉ちゃんは今、忙しくて内見も行けないでしょ?」

相「うん、でも早く決めないと…」

潤「ある程度の妥協は仕方は必要かも知れないけど、ゆっくり探しなよ」

そう言ってるとスッタフが収録準備が出来たと呼びに来て、仕事が始まった。いつもの通り、あまり遅れもなく終わった。

その後は楽屋に戻り、衣装を着替えてマネージャーに家まで送ってもらう。日常の生活にすっかりと戻った。

相葉ちゃんとの関係は進展してない。「忙しい」と言うのが一番の理由だけど、もう一つは俺の踏ん切りがつかない…。
あの恥ずかしいことにまた耐えれるのか…挿入することの違和感とか…

初めて挿入されたのに何度もイかされたこたが恥ずかったこと、女みたいに声出してしまったとか…

相葉ちゃんのことは好きだけど…。男とのセックスのハードルは高い。高過ぎる…。

この間も一緒に寝たけど、やっぱりできなかった。キスぐらいまでなら出来るけど、それ以上は無理だった。

本当にどうしよう…。生殺しみたいで悪いよな…。みんなどうやって乗り越えてんだろ?

ニノとかはどうやってんだろ。ニノに聞く?殴られそうだな…

相葉ちゃんは俺に気を使って、言わないし、してこないだろう…。優しいからセックスなんてしなくていいって言うはず。

本当にそれでいいのかな…。やっぱり好きならやりたいよな…。
普通の男なら性欲あるもんな、俺もやりたいし、でもそれは挿入したいほうなんだよな。

で?どうするんだよ…
毎日グルグルと考えがループしてる。答えは出ない。

好きとは思うだけに次に進めない…

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