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図書委員のエッチな当番日誌

第1章 初めての当番

本を持って、脚立に登る。

五段まである脚立の一番上まで登って、ようやく目的の場所に届いた。

「よいしょ…っ」

「栞ちゃん、大丈夫?」

「あ、はい。ちょっとぐらぐらするのが怖いですね」

「あ、じゃあ、押さえててあげるよ」

天ヶ瀬さんはそう言って、脚立を両手で押さえてくれた。

「じゃあ、次はこれ」

「あ、はい」

差し出された本を受け取って、棚に戻していく。

天ヶ瀬さんが脚立を押さえてくれてるから、ぐらつく事はない…んだけど。

大丈夫かな。

天ヶ瀬さんからのアングル的に…

スカートの中、見えてない…よね?

「あ…あのっ!!」

「ん?何?」

「上、見ないで下さいね!!」

「上?」

天ヶ瀬さんがぱっとこっちを向いた。

「やっ!!」

咄嗟に手でスカートを押さえる。

「見ないで下さいって言ったのに!!」

「あ…ごめんごめん」

天ヶ瀬さんは下を向くと、

「顔真っ赤にして…栞ちゃんは可愛いなぁ」

そう言って、クスッと笑った。

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