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図書委員のエッチな当番日誌

第1章 初めての当番

天ヶ瀬さんにとっては、女の子を褒めたりするのなんて、何て事もないんだろうけど。

普段、あまり褒められたりしないから。

かわいい、なんて。

男子から言われたこと、ないに等しい位だから。

とくん、とくんと心臓が早鐘を打つ。

「栞ちゃん?」

「はっ…はい!!」

「次、これね」

天ヶ瀬さんは顔を伏せたまま、本を手渡してきた。

「はい!!」

受け取って、棚に戻す。

天ヶ瀬さんの役にたちたい。

ちゃんと当番の仕事して、お手伝いしなきゃ!!

その行動に懸命になるあまり、天ヶ瀬さんの視線が上を向いてる事に気付かなかった。

「ふふっ。いい眺め」

「え?何か言いました?」

「ううん。あと3冊だから、頑張って」

「あ、はい!!」

辞典並みに分厚い本だから、一冊づつしか棚に戻せない。

だから、終了まで時間がかかってしまった。

「ピンクとグリーンのストライプねぇ…」

天ヶ瀬さんが、下着の模様を覚えられる位、長い時間…。

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