
女子校に潜入しちゃいました
第2章 生徒会室に潜入!
―――屋上
「んーっ、やっぱり大勢で食べるご飯は美味しいね。」
八尾伊さんが言った。
僕もそう思う。
僕と八尾伊さんの他には、橘充(タチバナミツル)と、神渚伊織(カンナギイオリ)の二人がいた。
僕以外全員女子って... これってハーレム!?
いいねいいね!!
でも待てよ、今僕は女装してるんだよな...
つまり、僕は今女の子として居る。ハーレムって事になってるのか...?
ぴんぽんぱんぽ~ん
放送が流れた
『八尾伊環さん、至急生徒会室に来て下さい。繰り返します。八尾伊環さん、至急生徒会室に来て下さい。』
ぴんぽんぱんぽ~ん
八尾伊さんは聞く耳を持たず、せっせと弁当を食べ続けていた。
「八尾伊さん?呼ばれてるよ、行かなくて良いの?」
「んあ?あぁ、いいのいいの。どうせあのことだろうし、」
「あのこと?あのことって...?」
「ちょっとね、」
?そんなに言いたくなかった事だったかな?
ちょっと悪いな、
そのとき、
ちょんちょん
と、右肩に、人差し指が触れた感じがした。
神渚さんだ。
「あのことってのはね、部費調達の事だよ。」
神渚さんがこっそり教えてくれた。
