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ふたり、溺愛中

第6章 甘えて、甘えさせて

「背中…拭いてあげるね。
悠さん、身体ちょっと起こせる?」



「大丈夫だよ」



上体を起こしてもらうと、悠さんはそのまま羽織っているバスローブを肩からハラリとおろした。




(ひゃあぁぁ////)



「じゃあ、これでいいかな」




そう言って背中を向けてくれた悠さんに、私はそっとタオルをあてて拭く。





「…どう?
スッキリする?」



「うん、とても気持ちがいいよ」



「よかった…っ」






広い背中…。
骨張っていて、大きな逆三角形がきれい。


男の人の背中なんてロクに見たことはないけど、でも悠さんの身体がたくましくてステキなのは、世間知らずの私でもわかった。








背中を向けてくれてるうちに、私は新しいバスローブの袖を通してもらうと、古いバスローブを丸めてとりあえず足下に置いた。


それからまたゆっくりベッドに横になってもらうと、
手早く前を閉じて腰ひもを結び、お布団をかけた。





(み 見てないもんっ
ただちょっと、見惚れてただけだもんね///)






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