ふたり、溺愛中
第2章 初めての、夫婦生活
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「_________…」
時間と共に火照りが取れたのか、身体がスーッと楽になったのがわかった。
ベッドには、私がひとりだけ。
小鳥遊さんはまだ起きてるのかもしれない。
「はぁ………」
思わず、ため息が口からこぼれ出た。
お母さんの言った通り、小鳥遊さんとは私みたいな人間には一生ないステキな巡り合わせだ。
なのに、初日から私の変な緊張で迷惑かけちゃって、バカみたい。
謝ることないって言ってくれたけど、やっぱり謝らなきゃだよ。
「あれ、優?
身体は大丈夫なのかい?」
ちょうどその時、就寝しようとベッドルームに小鳥遊さんが入ってきた。
「ちょうどよかったです。
あの、本当にごめんなさい」
「優?」
首を傾げる小鳥遊さんだけど、私は続けたの。
だって、小鳥遊さんには申し訳ないんだもん!