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ふたり、溺愛中

第7章 キスだけじゃ、我慢できない…っ

「あぁ、優」



私の姿を見てフッと笑いかけてくれた悠さん。

うん、ちょっぴり疲れが顔に出てるかなぁ?


でも、そんな時は私の方がいっぱい抱きしめてあげて、疲れを取ってあげるんだよぉ。




でも本当は、私の方が抱きしめてほしいんだけど、それはナイショ!







「ごめんよ、優。
まだ帰ってきたわけじゃないんだ」



「ほぇ?」




「ちょっとシャワーを浴びようと思ってね。
今から、店の方に入るんだ」





え え ええええぇぇーーー!?

そんな、じゃあまだお仕事は終わってないって事?


と言うか、今からお店?






ギュッと抱きしめてあげようと(抱きしめてもらおうと←)両手を広げた私むなしく、悠さんはそのままバスルームへと行ってしまったのだ。







「ゆ 悠さぁん…」





今からお店のお仕事なら、お昼間は何をしていたの?

どうして今シャワーなの?




悠さんが、具体的にどんなお仕事をしているのかはよく知らないから何とも言えないけれど、でも…






「…まず一番に、抱っこしてもらいたかったなぁ」







思わず本音も、出ちゃったよぉ。




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