ふたり、溺愛中
第7章 キスだけじゃ、我慢できない…っ
「え、僕の仕事かい?」
「うん。
どんな事してんのかなぁって」
あれから。
ゆっくりお寝坊して、お昼前にようやくモーニング?コーヒーを飲んでいる悠さんに、私は何となく訊いてみたのだ。
ううん、もちろん別に変な疑いがあるとか、そんな事は思ってないよ。
ただ、あまりにも予想と違うようだから、知りたいなぁって思ったの。
「やっぱり、ファミレスとかよりも、高級レストランみたいな感じなのかなぁ。
悠さんって、もしかしてシェフとかだったりして」
「あはは。僕はそんなんじゃないよ。
それにレストランではなくて、どちらかと言うとお酒が主だからバーに近いかな」
「バー!」
あぁ、そっかぁ。
だから昨夜も、お店は今からって言ったんだ。
お酒を扱うお店なら、お昼間からやらないよね。
いつか連れて行ってほしいなって思ってたけど、私はお酒が飲めないから、ちょっと難しいかもしれないなぁ。