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ふたり、溺愛中

第8章 休日に、ふたりだけの甘い時間を

「えっ、いま、何て…!?」




「だから、今日は休みを取ったから、ゆっくりふたりで過ごそうねって言ったんだよ」



「うそ………っ」




それは、朝寝坊から目覚め、ゆっくりコーヒーをしている時だったの。


悠さんからとんでもなく嬉しい事を聞き、未だに信じられなくて驚いているのだけどっ。





「嘘じゃないよ。
ここんとこ、ずっと優には寂しい思いをさせてるからね。本当はもっと早く時間を取ってあげたかったよ」




「やったぁ!」






悠さん、お仕事忙しくても、ちゃんと私の事を気にかけてくれてたんだぁ!

ずっとお昼間はひとりぼっちで過ごしていたけど、今日は悠さんとふたりでいられるんだね。

嬉しいよぉぉ!!!






「どこに行こうか。
美味しいものを食べに行くのもいいし、ショッピングでもいいよ。
優は、どこに行きたいかい?」



「私は____…」




普段、食事はいつもひとりで家ご飯。

たまには、どこかステキなレストランでランチも行ってみたい。


お買い物もずっとろくにしてないから、どこかかわいい雑貨屋さんでも覗いてみたい。




でも、それよりも……






「優、どうしたんだい?」



「…あのね。
今日は、その…」




恥ずかしいから、耳元でそっと言うね。




"今日は、いっぱい悠さんとらぶらぶしたいよぉ"





「うん、もちろん。僕も喜んで」




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