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ふたり、溺愛中

第11章 これが、ホストさんのお仕事だもん!

「…で でも煌さん。さっき一緒にいた女性は、煌さんの恋人なんでしょ?
私と食事なんてしちゃ……」



「え?」



確かに煌さんは、ホストクラブのお店ではお世話になってるんだけどね。

だから知らない他人ってわけじゃないし、こうやって外で見かけたからって、煌さんの方から声もかけてもらえる関係なのかもしれない。




でも一緒にランチとなると、ちょっと…どうなのかなぁって思わない?





少なくとも、煌さんの恋人さんからすれば、いい気しないんじゃないかなぁ?






それに私も_____…





「やだなぁ、姫さま。見てたんですか?
でもさっきの子は、恋人なんかじゃないですよ」





私の心配はよそに、煌さんは笑いながら手を振ってそう言った。



え、恋人じゃない?

じゃあ、兄弟とか親戚みたいなオチだったり?


でも、それにしては親密そうに見えたんだけどなぁ…。








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