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ふたり、溺愛中

第14章 紫の憂鬱



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「やぁっ///
あんっ、恥ずかしいよぉ。ぁ、だめぇ////」




あどけないその姿とは違って、意外とセクシーな身体を赤く染めながらくねらせる彼女に、僕は興奮を煽られた。





「ここ、気持ちいいんだね。
ほら、もうこんなになってる」


「やっ、言わないでぇ///」



否定的な言葉とは裏腹に、正直に反応してる身体を見て愛おしく感じた。


面白いな。
こんなに照れる女性も珍しいというか、まぁ照れるような人なら、こんな事なんてしないだろうけど。


何にしても……




「かわいい、優。
ね、僕の方を見てごらん。僕を、もっと感じて」




営業文句なんかじゃない。
心からの本音が、ポロリとこぼれ出た。




彼女とは強引に婚姻を結び付けたのだが、悪くない。





「…小鳥遊さぁん…」


「だめだよ。
ほら、僕を名前で呼んで。
でないと、やめちゃうよ?」



「ぁっ、やめちゃ…やだぁ///」



「優……」



泣きそうな顔をしてねだる彼女に、僕の方がドキドキしてきた。


かわいい。
彼女は、とにかくかわいくて堪らない。



「悠…さん、…お願い…///」



…まいったな。
どうやらこの僕の方が、夢中になってきたみたいだ。



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