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ふたり、溺愛中

第3章 お風呂でプチらぶ拷問!?

「さぁ、きれいになったし、湯槽につかろう」


「はい」



すっかりいっぱいに溜まったバスタブに一緒に入ると、私たちはお互いが向き合うように腰をおろした。


容量を超えたお湯がザバザバーっと流れていって、ちょっぴり贅沢気分。




「湯加減はどうだい?」


「うん、気持ちいいよ。
それに、朝からお風呂だなんて初めてだから、楽しいかも。
ありがとう、小鳥遊さん」


「それはよかった」





ここは大きくてきれいなお風呂だもん、まるで旅行に来てるみたいでワクワクしちゃう。

それに、お湯に浸かってるから見えにくいのもあって、もうすっかり恥ずかしさはなくなってきちゃった。

このまま、時間が止まってくれてもいいなぁ。なぁんてね。





「……それはそうと、優?」


「なぁに、小鳥遊さん」




ふと、真面目な顔つきになっている小鳥遊さんに、私は首を傾げた。

さっきまで優しい顔をしてたから、ちょっとドキッとしちゃうよぉ。





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