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ふたり、溺愛中

第4章 幸せな贈り物

ペアリングを買ってもらった後も、悠さんとはショッピングを続けた。


生活に必要な小物の買い物もあるんだけど、いろいろお話しながらデート気分も味わってるんだよ。






「だけど優。ペアリングも良かったけど、もっと何かジュエリーやバッグなんかはどうなんだい?
優の欲しいものは、何でも買ってあげるよ」



「うん、でも…」



「優は時計もしてないね。
ロレックスやカルティエは、女性用の素敵なものもたくさんあるよ」



「あはは…」




…まいったなぁ。
おしゃれなものに無縁だったから、ブランド名を言われても、いまいちピンと来ない。


悠さんはお金持ちだからそういうの詳しいみたいだけど、こればっかりは話が合いそうにないかもしれないなぁ。





「香水なんかでもいいね。エルメスやバーバリーなんかどうかな?」



「あ ありがとう。
と言うか…そう言う悠さんは、ブランドに詳しい割には何もつけたりしてないよね?」




自分がそういうものを身に付けてないから何も感じなかったんだけど、考えてみたら悠さん自身はブランドものを身に付けていないよう。





じゃあ、どうしてそんなに詳しいんだろう。




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