ふたり、溺愛中
第4章 幸せな贈り物
その夜―――――
気持ちいつもより丁寧に身体を洗って、湯船もぬるめの温度で、ゆっくりとお風呂に入った。
それから、あがって初めて袖を通す人生初のバスローブ。
「タオル地が気持ちいい。
これなら汗が出ても、吸いとってくれそう」
優しいピンク色をしたバスローブの袖から出た左手には、ピンクゴールドの指輪が覗いた。
はぁ…。
もしかしたら私、相当幸せなのかもしれない。
「お待たせ、悠さん。
どう? 似合ってるかな」
ベッドルームでは、先にお風呂を済ませて待っていた悠さんが私の姿を見て優しく笑みを見せてくれた。
「よく似合ってるよ、優。
こっちにきて、もっとよく見せて」
招かれるように、私はベッドに腰をおろしている悠さんの側へと寄り添った。
もちろん悠さんも、私と同じようにバスローブを着てるの。
これで私も、悠さんの奥さんとして釣り合えるように、少しは近付けてるかなぁ。
「今日の優は、一段とかわいいね。
やっぱり優には、ピンクがよく似合ってる」
「本当?
わぁ、嬉しい」
「ね、もっと僕の方に来て。
優を、早く抱きしめたいんだ」
「ぁ………っ」
ベッドに座ったままの悠さんは私の腰に手を回すと、そのまま抱くように私の胸に頬を埋めた。
「…柔らかくて、気持ちいい。
それに、すごくあったかいよ」
そう言ってしばらく動かない悠さんの頭を、私は優しく優しく撫でてあげたの。
だって今そんな悠さんが、すごく愛おしくって堪らなくなってしまったから。
気持ちいつもより丁寧に身体を洗って、湯船もぬるめの温度で、ゆっくりとお風呂に入った。
それから、あがって初めて袖を通す人生初のバスローブ。
「タオル地が気持ちいい。
これなら汗が出ても、吸いとってくれそう」
優しいピンク色をしたバスローブの袖から出た左手には、ピンクゴールドの指輪が覗いた。
はぁ…。
もしかしたら私、相当幸せなのかもしれない。
「お待たせ、悠さん。
どう? 似合ってるかな」
ベッドルームでは、先にお風呂を済ませて待っていた悠さんが私の姿を見て優しく笑みを見せてくれた。
「よく似合ってるよ、優。
こっちにきて、もっとよく見せて」
招かれるように、私はベッドに腰をおろしている悠さんの側へと寄り添った。
もちろん悠さんも、私と同じようにバスローブを着てるの。
これで私も、悠さんの奥さんとして釣り合えるように、少しは近付けてるかなぁ。
「今日の優は、一段とかわいいね。
やっぱり優には、ピンクがよく似合ってる」
「本当?
わぁ、嬉しい」
「ね、もっと僕の方に来て。
優を、早く抱きしめたいんだ」
「ぁ………っ」
ベッドに座ったままの悠さんは私の腰に手を回すと、そのまま抱くように私の胸に頬を埋めた。
「…柔らかくて、気持ちいい。
それに、すごくあったかいよ」
そう言ってしばらく動かない悠さんの頭を、私は優しく優しく撫でてあげたの。
だって今そんな悠さんが、すごく愛おしくって堪らなくなってしまったから。