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ふたつの身体が重なり、悠さんの素肌が私に触れた。


初めて直に合わさった肌と肌。
それはバスローブなんか比じゃない程の、温かさと心地よさ。


こんなにも気持ちいいなんて、知らなかった。






「優…」



悠さんが私の髪をかき上げるように、撫でてくれる。



目の前にはもう、悠さんしか見えないくらいの距離にいるの。





「優、愛してる」



「ん…」




頬を手ですくうように支えると、キスをしてくれた。



優しく重ね合わせた唇と唇。

そのうち悠さんは私の唇を味わうように啄み、やがて
舌を入れて絡ませた。






「ん…ぁ……ん…」





くちゅ ちゅっ ぐちゅっ




どちらともわからない唾液が混じり合い、リップ音と水音が聞こえてくる。




そんな中、私の心臓も徐々にドキドキ鳴り響いてきてるの。





「優、緊張してる？」



安心させるように、悠さんがいつもの柔らかい笑みで訊いてきた。


やっぱり、悠さんにはお見通しなのかな。




「顔、もう赤くなってる」


「ん、だって…っ//」




すごく恥ずかしいような、でも本当は愛してもらえるのがすごく嬉しいの。




ドキン ドキン って胸が鳴ってるのは、緊張もあるけど、もしかしたら期待の方が大きいのかもしれない。