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ふたり、溺愛中

第4章 幸せな贈り物

もう一度、ゆっくりゆっくり悠さんが押しあてられる。



「うん、いいよ。
そうやって、僕だけを見ていて」




絡ませ合った指にギュッと力を入れると、悠さんも握り返してくれた。



「息を静かに吐いてごらん。
お腹、楽にして」




だんだんと、胸が熱くなってきた。
何も着ていないのに、脱ぎたくて堪らないくらい熱いの。




「ん、そのままそのまま。
もう少しだよ」




私の頬を、撫でるようにキスをしてくれた。

それがひんやり感じるって事は、きっと私、顔も熱くなってるんだね。


悠さんのキスは、いつでも気持ちいい。
もっと、熱くなってる他のところもしてほしい…




…ぽろり。

目から涙がひと粒こぼれ落ちた。





「優、わかる?」


「ん……」



「全部入ったよ」


「悠さん…っ」




繋がったまま、私の身体を悠さんが優しく抱きしめてくれた。


熱くなってる身体が、悠さんの肌に触れてひんやり気持ちいい。



それだけじゃない。
ようやく一緒になれた事が、何より一番に嬉しいの!





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