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ふたり、溺愛中

第4章 幸せな贈り物

あれほど痛かったハズなのに、いつの間にかもう痛みはなくなっていた。


でも確かに感じる、悠さんの存在感。





「大丈夫?」


「うん、平気」



「でも、泣いてる」


「これは、嬉し涙だよぉ!」




目尻からこぼれていった涙を、悠さんが指で拭ってくれた。


その指には、お揃いのピンクゴールドが見えたの。




「悠さん、私…幸せだよ」


「うん、僕もだよ。
優とひとつになれて、これ以上ない幸せだ」


「悠さん、大好きっ」



「優…。
そんなに煽らないで。もう我慢できなくなる」




「ん…っ」



塞ぐように、上から悠さんのキスが下りてきた。


それは今までのような優しいキスじゃなくって、むさぼるような、ちょっといやらしいキス。




「んっ…んっ……ぁっ」



唇を割り、中で舌と舌が絡まり合った。


くちゅ ぐちゅ って、お互いの唾液が混ざり合うの。








「優……かわいくて、堪らないっ」


「あっ、ぁあっ」





やがて繋がっているそこが動き出し、身体が大きく揺れてきた。


まるで、下半身だけが別の生きものみたいに。






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