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ふたり、溺愛中

第6章 甘えて、甘えさせて

お布団の中から悠さんの手が出てきたかと思うと、私の肩を抱き、グイッと寄せてきた。




「ひゃあっ
もぉ、びっくりしちゃうよ、悠さん」




「優………」




「ぁんっ」





そのままギュッと抱きしめられると、悠さんは私の胸に顔を乗せるようにしてクタリと寝たのだ。





「悠さん、起きないの?
もぉ朝だよ」



「もう少し…お願い……」






胸の上で目をつむったまま懇願する悠さんに、ちょっぴりかわいいなぁなんて思ってしまう。





「もぉ、お寝坊さんだなぁ」




そう言いながら、私は悠さんの頭をなでなでしてあげた。



お寝坊さんも困った話だけど、でもそれも仕方ないかなぁって思ってね。




だって昨夜は結局、寝たのが遅かったのだ。





…その理由はもちろん、あの後もいっぱいイチャイチャしちゃったからなんだけどね。






一緒にお風呂に入って、お互いの身体を洗いっこしたの。


ただお湯の中でエッチな事をすると、この前みたいにのぼせちゃうから、それはやめとこうって話になったんだけど______…









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