テキストサイズ

ふたり、溺愛中

第2章 初めての、夫婦生活

真っ赤になってる顔を見られたくなくて、だなんて言っておきながら…


(ど どうしよう。
ドキドキが、止まらない。むしろ強まってる…?)



顔だけじゃない、身体までポカポカ熱くなってきたのは湯槽の温度が高いからじゃない。


洗面器に冷たい水を溜めて顔にかけたけど、その火照りは取れないんだもん!




ーー『ゆっくり、ゆっくり夫婦になっていこうね』



そう言って、優しくキスをしてくれた小鳥遊さんを思い出すと胸がドキドキして止まらない。


だって、キスだって初めてでドキドキしちゃったのに、このお風呂の後には私たち………



"初夜"

そんな2文字が頭を支配して、ドキドキどころかクラクラ目眩までしてきそうだった。





小鳥遊さんは優しい人だから、こわいってわけじゃないけど。

というか、あまりにもイケメンすぎて、かえって緊張するって言うのが本音かもしれない。




いや、やっぱり初めてだもん。こわいのは確かかも。





て言うか、ええと…ええと……






(あーん、お風呂から出られないよぉー///)





ストーリーメニュー

TOPTOPへ