
私と彼の関係
第2章 はじまり
[優希side]
「何すっんんんッ!!」
-クチュクチュ
口の中で動き回る舌。
素早く俺の舌を見つけて絡めとる。
驚いて反射的に藤崎を見ると、俺を見つめる瞳があった。
“クスッ”
俺と目が合った藤崎は目を細めて笑った気がした。
それも勝ち誇ったような…妖艶な笑みで…。
ゾクッ
その瞳を見て俺はゾクリとした。
単にエロくてとかそんなものじゃない。
危険な“なにか”を感じたのだ。
一度知ってしまったらやみつきになって逃げられない甘い蜜、気を抜けば惹き込まれていきそうな危険な蜜のような“なにか”…
やばい。このままこいつのペースに呑まれるのはやばい。
スッ-
俺は藤崎に手を伸ばして、頬に触れ、そのままゆっくりと顎、首、鎖骨と手を滑らせた。
そして辿ってきたところをなぞるように手を登らせた。
「!!!」
藤崎は驚いた目を俺に向けた。
俺はそれに
“お前に主導権は与えない。したいなら満足するまでしてやるよ?”
という意味を込めてクスリと目を細めて笑って応えた。
「ッッ!!!」
俺の意志が伝わったのか、笑ったことに驚いたのか分からないが、藤崎は少し目を見開いた。
俺はそんな藤崎におかまいなく、何度か行き来を繰り返した手をそのまま頬の横に滑らせて耳を優しく触った。
サワサワ-
クチュ-クチャ-クチュ-
それと同時くらいに絡め取られていた舌を解き、今度は俺から藤崎の舌を絡み取り、優しく愛でるように刺激した。
「ッんっ…はぁッ…」
ゾクッ
色気のある声が藤崎の口から漏れる。
その声を聞くだけでまた呑まれそうになる。
俺は少し目を開けて藤崎を見ていた。
藤崎は目を閉じながらキスを堪能している様子。
だがそのとき、藤崎が少し瞼を上げて細く目をあけ俺と目が合った。
ゾクゾクッ
さっきよりも強い“なにか”を感じた。
熱で少し潤んだ瞳…
もっと欲しいという欲求が伝わってくる瞳…
“私をもっと愛して愛でて”
そんなことを言っているようだった。
サワッ-
今度は俺の髪の毛になにか触れる感覚がした。
チラリと視線を横に流すと藤崎の腕が伸びていた。
藤崎が俺の髪の毛に触れていたのだ。
サワサワと触られる感覚はとても心地いいものだった俺は特に何をするわけでもなく、そのままキスを続け、藤崎に触れ続けた。
「何すっんんんッ!!」
-クチュクチュ
口の中で動き回る舌。
素早く俺の舌を見つけて絡めとる。
驚いて反射的に藤崎を見ると、俺を見つめる瞳があった。
“クスッ”
俺と目が合った藤崎は目を細めて笑った気がした。
それも勝ち誇ったような…妖艶な笑みで…。
ゾクッ
その瞳を見て俺はゾクリとした。
単にエロくてとかそんなものじゃない。
危険な“なにか”を感じたのだ。
一度知ってしまったらやみつきになって逃げられない甘い蜜、気を抜けば惹き込まれていきそうな危険な蜜のような“なにか”…
やばい。このままこいつのペースに呑まれるのはやばい。
スッ-
俺は藤崎に手を伸ばして、頬に触れ、そのままゆっくりと顎、首、鎖骨と手を滑らせた。
そして辿ってきたところをなぞるように手を登らせた。
「!!!」
藤崎は驚いた目を俺に向けた。
俺はそれに
“お前に主導権は与えない。したいなら満足するまでしてやるよ?”
という意味を込めてクスリと目を細めて笑って応えた。
「ッッ!!!」
俺の意志が伝わったのか、笑ったことに驚いたのか分からないが、藤崎は少し目を見開いた。
俺はそんな藤崎におかまいなく、何度か行き来を繰り返した手をそのまま頬の横に滑らせて耳を優しく触った。
サワサワ-
クチュ-クチャ-クチュ-
それと同時くらいに絡め取られていた舌を解き、今度は俺から藤崎の舌を絡み取り、優しく愛でるように刺激した。
「ッんっ…はぁッ…」
ゾクッ
色気のある声が藤崎の口から漏れる。
その声を聞くだけでまた呑まれそうになる。
俺は少し目を開けて藤崎を見ていた。
藤崎は目を閉じながらキスを堪能している様子。
だがそのとき、藤崎が少し瞼を上げて細く目をあけ俺と目が合った。
ゾクゾクッ
さっきよりも強い“なにか”を感じた。
熱で少し潤んだ瞳…
もっと欲しいという欲求が伝わってくる瞳…
“私をもっと愛して愛でて”
そんなことを言っているようだった。
サワッ-
今度は俺の髪の毛になにか触れる感覚がした。
チラリと視線を横に流すと藤崎の腕が伸びていた。
藤崎が俺の髪の毛に触れていたのだ。
サワサワと触られる感覚はとても心地いいものだった俺は特に何をするわけでもなく、そのままキスを続け、藤崎に触れ続けた。
