
私と彼の関係
第2章 はじまり
リビングへ戻ってソファーに座った。
携帯を見ると時間はam2:15
もうこんな時間か…
まぁ、あのまま深見くんに邪魔されなかったらあのオッサンとヤってたから、もっと遅かったか。
はぁ…でも、金逃したのは惜しいな。あのオッサン金持ちそうだったしなぁ。
しかも今日気合い入れたのに。
髪の毛巻いて、白の少しフリルになってるオフショルにミニスカにサンダル。
はぁそれで釣ったの深見くんとか、、ほんとついてない。
はぁ……。
あぁもう後悔しても仕方ないしな、深見くんあー見えて上手そうだし。体の相性良かったらセフレになってもらったらいっか。
なんて考えてたらちょっと眠くなってきた。
私はそのままズルズルとソファーの上で横になった。
ちょっとくらい寝てもいっか。
どうせ深見くん上がってきたら起こしてくれるでしょ。
そう思ったのが記憶の最後。
私はスっと眠りに落ちていった。
……………………………………
ペチャン
ん…なに…冷た…
なんかおでこに冷たい雫みたいなのが落ちてきた気が…
でもまだ眠過ぎて瞼が上がらない…
気のせいか、そう思ってまた意識が沈みそうになった時…
チュッー
一瞬、唇に何か触れた気がした。
チュッーチュッー
まただ。またなにか触れてきた。
でも今度はなかなか唇から離れない。
ちょ息苦しいんだけど…
そう思った私は少し口を開けると
ニュルリと何かが口の中に入ってきた。
そして私の舌を見つけると絡まし始めた。
……深見くんか。ある程度意識がしっかりしてきたので状況が理解できてきた。
瞼がまだ重いから目は開けてないけど。
にしても寝込み襲うとか、深見くんってそーいう人?
まぁどんな人でも私的には関係ないんだけどね。
「っふぅ…んっ…」
ディープキスだから声が漏れる。
あ、これもしかして理性が弱まってて無意識にやってる感じかな。
だってさっき、ヤリたいヤリたい系じゃなかったしな…あぁこれ本人が自分のした事を自覚した時、後悔し出すパターンじゃん。
……ちょっと深見くんのやっちゃったって顔見てみたいかも。
いつもクールで、お前のことなんて興味ありませんみたいな奴の困った顔、拝んでやりたい。
やばい、私のS心が…。
