
私と彼の関係
第2章 はじまり
しかし、藤崎はさらにたたみかけるように、俺の頭を引き寄せて耳を舐めた。
ゾクゾクッ
気持ち良すぎて背筋がゾクゾクした。
しかし、耳元で囁かれた藤崎の言葉によって一瞬で正気に戻った。
急いで離れたがもう遅い。
キスをしていたのと、耳を舐められたので高揚した俺の体はおそらく顔も赤くなっているだろう。
藤崎はというと、クスクスと笑っている。
そして可愛いとかなんとか言いながら藤崎はお風呂へ向かった。
あーまじでやらかした。
何してんだよ、俺。
俺は藤崎がお風呂に入ったあともずっと、ソファーに座ってうなだれていた。
何十分そうしていたのだろうか。
ガチャとリビングのドアがあいた。
「なに、まだ落ち込んでるの?」
藤崎がお風呂から上がってきたのだ。
俺は少し頭を上げると、大きいTシャツ1枚しか着ていない藤崎が冷蔵庫を漁っている所だった。
はぁ、またアイツはあんな格好を…
俺はまた俯いた。
ギシッ
すると俺が座っている隣が軋む音がした。
顔を上げると片手にチューハイを持った藤崎が俺の隣に座っていた。
「そんな落ち込む?普通。」
プシュッと缶を開けながら話してきた。
「落ち込む。援交してる女を襲うとか、援交してるオッサンと一緒だろ俺。ありえねぇ」
「まぁでもキスだけだったから偉い方だと思うけど」
「…」
「てか、なかなか私を侮辱してるよね。もう少し褒めたり煽ててくれてもいいと思うけど。」
そう言ってチューハイをぐびぐび飲み始めた藤崎。
「俺別に藤崎のこと好きじゃねぇし、褒める意味なくね?好きでもない女に好かれても困る」
「あー…なるほどね。じゃあ、どうして私に話しかけたの?」
「……わかんねぇ」
「……は?」
援交する藤崎を見たとき止めないとと思った。
何故かなんて俺もわからない。
何となく援交する藤崎の姿は見たくなかった。
「え、じゃあなに?深見くんの気分で止められたの?私の援交」
「それは違う。」
「は?じゃあなに?」
「…援交して欲しくなかった」
「彼氏でもないのにどうして、そんなこと言うの」
「……」
俺もどうしてそんな事を思うのかハッキリ伝えることはできない。
どうして止めたのか本当に自分でもよく分かっていないからだ。
あの時は本能的に邪魔しないといけないと思った。
ゾクゾクッ
気持ち良すぎて背筋がゾクゾクした。
しかし、耳元で囁かれた藤崎の言葉によって一瞬で正気に戻った。
急いで離れたがもう遅い。
キスをしていたのと、耳を舐められたので高揚した俺の体はおそらく顔も赤くなっているだろう。
藤崎はというと、クスクスと笑っている。
そして可愛いとかなんとか言いながら藤崎はお風呂へ向かった。
あーまじでやらかした。
何してんだよ、俺。
俺は藤崎がお風呂に入ったあともずっと、ソファーに座ってうなだれていた。
何十分そうしていたのだろうか。
ガチャとリビングのドアがあいた。
「なに、まだ落ち込んでるの?」
藤崎がお風呂から上がってきたのだ。
俺は少し頭を上げると、大きいTシャツ1枚しか着ていない藤崎が冷蔵庫を漁っている所だった。
はぁ、またアイツはあんな格好を…
俺はまた俯いた。
ギシッ
すると俺が座っている隣が軋む音がした。
顔を上げると片手にチューハイを持った藤崎が俺の隣に座っていた。
「そんな落ち込む?普通。」
プシュッと缶を開けながら話してきた。
「落ち込む。援交してる女を襲うとか、援交してるオッサンと一緒だろ俺。ありえねぇ」
「まぁでもキスだけだったから偉い方だと思うけど」
「…」
「てか、なかなか私を侮辱してるよね。もう少し褒めたり煽ててくれてもいいと思うけど。」
そう言ってチューハイをぐびぐび飲み始めた藤崎。
「俺別に藤崎のこと好きじゃねぇし、褒める意味なくね?好きでもない女に好かれても困る」
「あー…なるほどね。じゃあ、どうして私に話しかけたの?」
「……わかんねぇ」
「……は?」
援交する藤崎を見たとき止めないとと思った。
何故かなんて俺もわからない。
何となく援交する藤崎の姿は見たくなかった。
「え、じゃあなに?深見くんの気分で止められたの?私の援交」
「それは違う。」
「は?じゃあなに?」
「…援交して欲しくなかった」
「彼氏でもないのにどうして、そんなこと言うの」
「……」
俺もどうしてそんな事を思うのかハッキリ伝えることはできない。
どうして止めたのか本当に自分でもよく分かっていないからだ。
あの時は本能的に邪魔しないといけないと思った。
