
君とずっと
第6章 告白
私の家に着いた
「西崎くん、今日はありがとう」
「うん、無事でよかった」
西崎くんは私に笑顔を向けた
いつもの元気な笑顔ではなく、優しくやわらかい笑顔
こんな顔もするんだ…。
「じゃあ、また明日」
「ん、またな」
私が家に入ろうとしたとき
「あっ」
西崎くんが声をあげた
私は何かと思い、振り向いた
「今日は早く寝ろよ、じゃっ」
そう言って西崎くんは自分の家へ帰って行った
〔雛の部屋〕
「疲れた〜……。今日はなんだかいっぱいありすぎ……。」
あ……健くん帰ってきた……。
(電気でわかるんですよ、レースのカーテンしか閉めてないし)
はぁ、健くんに言わなきゃ……。
どうしよう、ショックで不登校とかになったら……。
いや、大丈夫でしょ
健くんなら大丈夫!……のはず。
「ひな〜」
「はーい」
ご飯、ご飯〜♪
あ、今日、お昼食べてないや
どうりでお腹が減ってると思った
「……………」
西崎くん、私のこと運んだって言ってたよね……。
絶対、重かった!!!!!
