君とずっと
第4章 衝撃
「今日、廊下でぶつかったあいつだ…昼休みに話したろ?」
「あの子だったんだ!」
「あー、すっきりした!!」
そう言ってオレが用具の片付けのため倉庫に向かおうとしたとき
「あれ?ちょっと待って」
壱規がベランダの方を見て立ち止まった
「ん?」
「あの子さぁ……」
壱規が言おうとした、その時
「涼!!壱規!!早く片付けて着替えて帰れ!!」
先輩からの檄が飛んできた
「「はい!すいません!!」」
「ったく、ぼーっとしてんじゃないよ」
「すいません、先輩」
「じゃっ、またな」
「「ありがとうございました!!」」
「涼、あとで教える」
「あぁ、わかった」
オレらは急いで用具を片付け、部室に向かった