
君とずっと
第4章 衝撃
「みーたん?どうしたの?」
そう、声の主は自称マドンナ、通称みーたんだった
「さっきから聞いていれば……西崎くんって誰よ!!」
みーたんはすごい剣幕で怒っている
「サッカー部の……」
「サッカー部〜?」
私が説明しようとしたがみーたんがあり得ないとでも言うような口調でつっこんできた
「サッカーとか言ってんじゃないわよ!!今の時代は健様よ!!健様を応援しないなんてミジンコ以下よ!!」
すごい形相だ
鬼……いや、魔王か……。
「ミジンコ……以下……」
私たちは呆気に取られていた
「さっ、健様の応援に行くわよ」
さっきとはうって変わってマドンナスマイルで話している
「で、でも私……」
「行くよね?じゃあ行きましょう!!」
そう言ってみーたんは私と絢音を引っ張って行った
「「ヘルプミー!!!!」」
私たちの叫びは学校中の盛り上がりに掻き消された
