
君とずっと
第5章 気持ち
「西崎くん……」
「ん?どうした?」
「あ、あの……私……」
「天海?」
♪〜〜♪〜〜♪〜〜
雛の携帯が鳴った
「ごめん」
「ん、いいよ」
「もしもし、お母さん?……うん……え〜……わかったよ……うん……うん……了解……じゃあ、すぐに帰るね」
「帰るのか?」
「うん」
「送ってくよ」
「ううん、大丈夫。寄らなきゃいけないとこあるから」
「そっか、じゃあまたな」
「バイバイ」
タッタッタッ……
「行っちゃった……もうちょっと……話したかったのに……ん?あれ?何で?」
『あの子に恋しちゃったんじゃない?』
「これが……恋……なのか?」
