
君とずっと
第5章 気持ち
そして私は昨日の出来事を絢音に話した
「西崎くんって意外とおもしろ人だったんだ……仲良くなれそう」
「それより、絢音!」
「あ〜……沢村くん……ね」
絢音も私も困った顔をしている
「あの発言ってさ……私のこと……」
「うん……好きかもね」
「はぁ〜……絢音の言った通りになりそうで怖い……」
私の雰囲気が一層暗くなった
「あたしが言ったのってさ“沢村くんが雛に好かれてる”“西崎くんは雛が沢村くんを”ってやつだよね?」
「うん……」
「ここまで来たら仕方ない!当たって砕けろ!!」
「絢音ぇ〜」
雛は泣きそうな声で絢音に訴えた
「でも、いつでも相談は乗ってあげるから」
「……はい」
絢音は優しく私の頭をなでてくれた
