君とずっと
第2章 日課
「そんな顔って何よ…」
私はちょっとふてくされぎみに聞いた
すると
絢音が私の耳元で言った
「雛、顔真っ赤だよ」
「え!?ウソっ!!」
「ほんとっ」
絢音はずっとクスクスと笑っていた
「ちょっと絢音!!そんなに笑わなくたっていいじゃん…」
「ごめん、ごめん」
ごめんとか言いながら相変わらず笑っている
「あとさ、1年も一緒にいれば雛が誰を好きかぐらいわかるよ」
私は恥ずかしい気持ちでいっぱいだ
隠してたつもりが、バレていたなんて…。
「だってさ……雛、顔に出やすいもん。バレバレだよ〜」
絢音は私の耳元で言った
その瞬間、恥ずかしさは最高潮に達し
私は早足で教室に向かった