テキストサイズ

薔薇寮の淫

第1章 それぞれの事情

・二階堂side

ニ「うあっ、イク、ああぁんああぁーっ」

横「くっ」



そしたら、不思議な感情が芽生えて来てよ。



横「これで、お前は俺らの仲間だ」

ニ「…っ、ハァハァ‥仲間?」

横「あぁこの寮は腐りきっている、だが俺達はそれに屈しない」

ニ「わったー」

横「そういう意味の仲間、分かったな ニコッ」



チュッ!



ニ「んんっ」



今まで絆とか自分には関係ないと思っていた。

俺には千賀がいればいいって。

でも、こいつらといると。

そういう関係もいいもんだなと思えてくる。

わったーが俺らを抱くのは欲望に狂った奴らから護るため。

その為にグループを作ったんだって知ったのは、この少し後からだった。

だけど、ガヤだけは今だに抱こうとはしない。

そこにはある理由があり。

それも、わったーの優しさであったことを後で知る。

―が、こうしてメンバーの一員にして貰えたことで。

俺も千賀も平穏無事に毎日を過ごすことが出来ているんだ。

全ては、わったーのお陰さ

これも1つの愛、俺はそう思っているよ。

なっ、そうだろ?わったー

あのとき助けて貰えなかったら俺達2人。

どうなっていたか、分からないんだから。

愛してる、これからもずっとついて行く。

わったーの目指すものなら例えどんな非道なことでも俺と千賀は従う。

それが俺たち2人の感謝の気持ちだから。





ストーリーメニュー

TOPTOPへ