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薔薇寮の淫

第9章 動き出した想い

・玉森side

けどもう一度ちゃんと言わないとOKしないんだから

あんな、ドサクサに紛れてなんて嫌だし。

分かってる?クスッ

しかし翌日、宮田は思ってもみなかった行動を起こしてしまう。

それは…



玉「えっ、嘘、あいつが」

横「お前いったい何を言った?」

玉「あ…うん‥ハハッ」



わたが突然きて聞いた話しによると。



宮「お勉強させて頂きまーす ニコッ」

河「うえぇーっ」

塚「本気?」

戸「俺はどうしたらいいのねぇー河合、五関、塚ちゃあーん」

河「って言われてもなぁ」

塚「ねぇ ハハッ」

五「しょうがないんじゃねダメって言ったってこいつ聞かないんだろうし ハァ」

宮「はい ニコニコッ」



よりにもよって、五関グループに修行しに行っちゃうなんてさ。



横「とにかく何とかしろ」

玉「なんとかって アハッ」

横「お前次第でやめさせること出来るんじゃない」

玉「あ、まぁー」

横「だったらそうしてくれ今は、そんなことに構ってるどころじゃないんだ俺も五関も」

玉「わっ、分かった」



あり得ない、いくら上手くなりたいからって。

あっ、俺のせいか?アハッ

でも何でだか、そんな宮田の行動を。

嬉しく思っている、自分がいるのも確かだった。

もしかして、俺…

まだ自分がこいつを愛しているかなんて、正直いって分からない。

けれど、その存在が必要で

凄く大切なのだけは分かっている。

だから、ちゃんと見つめてみよう。

自分の本当の気持ちを。

それを教えてくれたのは、ミツとガヤそして。

わただから―

今の自分にとって何よりも一番大切なことなんだと。

ねぇ、そうなんだろ?

わたが今、俺に望んでいる事ってきっと。

そこには確かに道があり、未来へと続いてるように見えたんだ。

宮田の笑顔が道標となり。





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