薔薇寮の淫
第10章 震える古傷―
・玉森side
でもいつの間にか俺は泣いちゃったみたいで。
宮「ねぇ、どうして泣いてるの?」
玉「泣いてなんか…ない」
そんな自分に戸惑いながらも次から次へと涙は溢れて来るし。
宮「俺のせい?」
玉「うっ…宮田が‥全部…悪い‥グスン」
どうしよ、止まらない。
玉「あんな…んじゃなく‥もっと…ヒクッ」
宮「タマ」
ギュッ!
そしたらイキなり抱きしめて来て。
俺のうなじに触れながら、こう言ったんだ。
宮「なら、ここにキスマークつけてもいい?ニコッ」
ビクン!
とたん身体が反応し思わず口から出た言葉は…
玉「いっ、いいよ」
宮「ほんと!?」
あれまただ、なんで俺…
考える余裕もないまま感じた柔らかい感触に、今度は心が反応する。
チュウーッ!
玉「…っあ‥ん…ビクン」
宮「やったぁ ニコッ」
玉「ぁ…‥」
嘘っ、マジで付けられちゃったの!?
宮「んふふっ」
玉「宮田、今なにした?」
宮「なにって?だってタマいいって言ったじゃん」
玉「そっ、そうだっけ?」
宮「うん ニコニコッ」
玉「ドキッ」
なにかが違う?
宮「ほら行こ、みんな待ってるんでしょ」
玉「‥‥‥」
俺が想像していたのはもっとムードがあって情熱的で
宮「ターマ、んふふっ」
玉「なに?」
宮「俺、世界で一番タマのこと愛してる ニコッ」
玉「あっそう」
宮「そうだよ フフッ」
それで、それから。
けど繋がれた手は凄く。
宮「タマだーい好き エヘッ」
俺の心を包み込んでいき、そして。
うん、俺も好き宮田のこと誰よりも一番。
そう思っている自分がそこにはいたんだ。
・
でもいつの間にか俺は泣いちゃったみたいで。
宮「ねぇ、どうして泣いてるの?」
玉「泣いてなんか…ない」
そんな自分に戸惑いながらも次から次へと涙は溢れて来るし。
宮「俺のせい?」
玉「うっ…宮田が‥全部…悪い‥グスン」
どうしよ、止まらない。
玉「あんな…んじゃなく‥もっと…ヒクッ」
宮「タマ」
ギュッ!
そしたらイキなり抱きしめて来て。
俺のうなじに触れながら、こう言ったんだ。
宮「なら、ここにキスマークつけてもいい?ニコッ」
ビクン!
とたん身体が反応し思わず口から出た言葉は…
玉「いっ、いいよ」
宮「ほんと!?」
あれまただ、なんで俺…
考える余裕もないまま感じた柔らかい感触に、今度は心が反応する。
チュウーッ!
玉「…っあ‥ん…ビクン」
宮「やったぁ ニコッ」
玉「ぁ…‥」
嘘っ、マジで付けられちゃったの!?
宮「んふふっ」
玉「宮田、今なにした?」
宮「なにって?だってタマいいって言ったじゃん」
玉「そっ、そうだっけ?」
宮「うん ニコニコッ」
玉「ドキッ」
なにかが違う?
宮「ほら行こ、みんな待ってるんでしょ」
玉「‥‥‥」
俺が想像していたのはもっとムードがあって情熱的で
宮「ターマ、んふふっ」
玉「なに?」
宮「俺、世界で一番タマのこと愛してる ニコッ」
玉「あっそう」
宮「そうだよ フフッ」
それで、それから。
けど繋がれた手は凄く。
宮「タマだーい好き エヘッ」
俺の心を包み込んでいき、そして。
うん、俺も好き宮田のこと誰よりも一番。
そう思っている自分がそこにはいたんだ。
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