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薔薇寮の淫

第11章 希望という名の下で

・藤ヶ谷side

ニ「ちょ千賀、うしろから押すなよ」

千「だって宮田が」

宮「俺じゃないって塚ちゃんが」

塚「なに?どうかした」



わたが、内緒で出て行ってしまうだろう事は予め予想がついていた。

だから俺達は…



藤「お前ら煩いぞ」

玉「気づかれちゃうだろ、もぉー」



管理人である小山の協力のもと構えて待っていたんだ



戸「北山、大丈夫?」

北「んー眠い」



が、朝に弱いひろには辛かったみたいだけどな。



河「言い出しっぺは、お前じゃん クスッ」

五「仕方ないって、横尾は朝方人間なんだから」

藤「止まった」



ピタッと俺達も足を止める

わたは何かをポケットから出し見ているみたいで。

そのうち―



ニ「泣いてる…」

千「うん」



読んだんだ俺達からのメッセージを。

中にはある部屋のカギが。



河「さぁ、これからが肝心だぜ」

塚「見失わないようついてくからな」

ニ千「おう」

玉「だからバレちゃうってば、ハァ」



そして―

暫く考え込んでいるようだったが、再び歩き出し。

答えは、どうするつもり?



戸「ねぇ、この方向であってる北山?」

北「たぶん」

宮「キタミツ会いに行ったんじゃないの?」

藤「電話しただけさ」

ニ「えっ、そうなん?」

千「じゃそこへ向かってるかどうか分からないじゃん」

河「信じよう渉を」

玉「うん」

塚「あっ、電車に乗るよ」



ダダダッ!





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