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薔薇寮の淫

第4章 嵐の幕開け

・北山side

唇に伝わって来た柔らかな感触。

んっ?誰でぇ…

チュッちゅっとそれは何度となく繰り返されていき。

だが脳がしっかり覚醒していないせいか。

初めは、自分が何をされているのか分からなかったんだ。

そのとき、ビクン!なんで今のは?

突然襲った、痺れるような感覚に驚いてしまう。

ビクッ、ビクン!

つあっ、まただ、やめろ、人の身体に何してるんだっつうの。



北「…っ、ハァハァハァ」

藤「起きたか?フッ」



藤…ヶ谷?

そして眼を開くと、そこには。

覗き込むようにして、俺のこと見つめているこいつの顔が。

すぐ目の前にあってよ。



北「おっ、おまえ、なに、んっ」



その瞬間、唇が塞がれ嘘だろ?なぁーっ!?



北「っは、んっ、んんっ、むっ、んっ」



生々しく咥内を這う藤ヶ谷の舌は。

中で、俺のを捕らえ絡めて離さず。

それと同時に―



北「…ビクン‥っあ…ビクッ‥ぁ…ビクビクッ」



この感覚、夢の中で感じたのと同じじゃん。



北「んんっ、ビクッ、あっ、ビクン、っは…ぁ‥」



それが、どこから与えられているものなのか。

もうハッキリと分かった。



北「やめっ、んんっ」



藤ヶ谷の片方の手は、しっかりと俺の身体を捕らえ。

もう片方の手の指は乳首を刺激していやがったんだ



北「よ‥せっ…んっ…ビクッ‥っはんんっ」



あげく喋ろうと唇を離せばまた、すぐ奪われてしまうし。



北「っは…ん‥ビクビクッ」



んだめだ力が出ない、このままじゃ俺は!クッ

トッツーと同じだそう思ったとき。



戸「触れられた瞬間、口に出している言葉とは逆に、身体は動かなくて気がつけば気持ちよくなっちゃっててさ」



嫌…だかんな‥



北「…っあ‥ぁ…ビクンビクン‥んんっ…はっ」



俺は、ぜったい。



北「うっ、むむむっ、んん…ビクン‥っあ…ハァハァ」



が、やっと唇を解放されたかと思ったら途端に。



北「あっくぅー」



その手は、いきなり俺のを掴み扱き始め。



北「やめろおぉー」



あげく同時に乳首へと吸いついて来やがってよ。



北「うっ、あっ、あっ」



激しく攻められ出したくもない声が出てしまうのを、堪えることが出来ず。





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