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薔薇寮の淫

第4章 嵐の幕開け

・藤ヶ谷side

藤「お望みのままに ニコッ」



途端その竿を掴むとズゴッズゴッ!



北「うあっ、あっ、あっ、ひっ、ああぁ」



激しく扱きながら、物凄い勢いで掘りまくってやる。

すると―



北「あっふぁ、いっ、あぁすげっ、あぁんーだめだ、あっ、気持ちいい、んっああぁーっ」

藤「イケ、北山」

北「うっあっうああ、いっいぃ、来ちまうぅーっ」

藤「俺もお前の中に出してやるからしっかり受け止めろ」

北「ひっあっ、いっ、あぁ藤ヶ谷あぁーっ」

藤「くぅーっ」



わた、これで本当に良かったのか?



北「…っ、ハァハァハァ」



その瞬間、北山は俺の胸の中へ顔を埋め。

腕をギュッと掴むと、声を押し殺し泣いた。



北「…っ‥くっ…ううっ」



屈辱感からだろう悔しさで肩を震わし。



北「ううっ…ヒクッ」



そんなこいつの姿を見たら堪らなくなってしまい。

ギュッ!

精一杯強く抱きしめ心の中で呟く。

ごめん北山…

憎んでもいい、恨んで嫌いになっても構わないから。

けれど、それでも俺はこうするしかなかったんだ。

お前を護るために、クッ!



北「満足…か‥クッ」

藤「えっ」

北「これで満足かって聞いてるんだよこのエロガヤ」



バシッ、ハシッ!

その握り拳が胸を叩くのと同時に俺の心も痛む。



藤「好きだから、フッ」

北「俺は嫌いだ、お前なんか大嫌いだ!クッ」

藤「知ってるそれでも俺は北山が大好きだから ニコッ」

北「嘘つけ」

藤「本当だって、フッ」

北「ただ堕としたかっただけだろ」

藤「違う」



チュプ!



北「んんっ…ぁ‥んっ」



が、再び唇を塞ぐと俺の胸を叩く北山の拳は。

何故だか、徐々に弱まって行き。



北「ぁ…はっ‥ん…クッ」



気がつけば、お互い夢中になって貪り合っていて。

おまえ本当に俺のこと嫌いなの?

ふと浮かんだ疑問。

それから、なんでだか大人しくなり。

腕の中で眠ってしまう。

でも、その顔は涙で濡れまくっていてさ。

心が締めつけられ俺を苦しめたのは言うまでもない。

ズキン!





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