
薔薇寮の淫
第1章 それぞれの事情
・藤ヶ谷side
藤「俺のため?」
横「放ってはおけなかったそれだけだよ」
でも、違ったんだ。
このあと知り合った郁人から聞いた話しだと、わたは
藤「あいつが受け」
河「とは言っても、たった1人の奴とだけだったけどよ」
藤「誰?そいつ」
河「今はもういない」
飯田恭平、わたの事をこよなく愛した男。
ここへ来たとき同室となりすぐさま手を付けられたという。
と言ったら聞こえが悪いが飯田は本当に心から大切にし溺愛したと聞く。
最初は抵抗していたわたも
いつしか心底、想いを寄せるようになり。
ここでは有名な、ラブラブなカップルだったとか。
それが…
河「くっ、あいつがあんな事さえしなければ」
藤「何があったんだ」
河「あの頃から奴は1匹狼で誰も傍に近寄らなかったそれどころかネコさえ持てない」
藤「どうして?だって俺は」
河「それは、運悪く同室になっちまったからだろ」
藤「ぁ…あぁ」
河「嫉妬、それに敵意だよ飯田は奴が嫌いだったからな」
当時もっとも力を持つグループのリーダーだったという飯田。
その底知れぬ腹黒な気性に誰もが脅威を感じていたらしい。
河「あいつがそれを許さなかったんだ奴がネコを持つことを」
ことごとく邪魔されたら、そりゃ憎いと思うだろう。
郁人は、そう言った。
確かにな、でもだからってそんな手を使うか。
・
藤「俺のため?」
横「放ってはおけなかったそれだけだよ」
でも、違ったんだ。
このあと知り合った郁人から聞いた話しだと、わたは
藤「あいつが受け」
河「とは言っても、たった1人の奴とだけだったけどよ」
藤「誰?そいつ」
河「今はもういない」
飯田恭平、わたの事をこよなく愛した男。
ここへ来たとき同室となりすぐさま手を付けられたという。
と言ったら聞こえが悪いが飯田は本当に心から大切にし溺愛したと聞く。
最初は抵抗していたわたも
いつしか心底、想いを寄せるようになり。
ここでは有名な、ラブラブなカップルだったとか。
それが…
河「くっ、あいつがあんな事さえしなければ」
藤「何があったんだ」
河「あの頃から奴は1匹狼で誰も傍に近寄らなかったそれどころかネコさえ持てない」
藤「どうして?だって俺は」
河「それは、運悪く同室になっちまったからだろ」
藤「ぁ…あぁ」
河「嫉妬、それに敵意だよ飯田は奴が嫌いだったからな」
当時もっとも力を持つグループのリーダーだったという飯田。
その底知れぬ腹黒な気性に誰もが脅威を感じていたらしい。
河「あいつがそれを許さなかったんだ奴がネコを持つことを」
ことごとく邪魔されたら、そりゃ憎いと思うだろう。
郁人は、そう言った。
確かにな、でもだからってそんな手を使うか。
・
