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薔薇寮の淫

第4章 嵐の幕開け

・北山side

河「トッツーは天使みたいな奴さ優しくて温かい周りを幸せな空気で包み込んでくれる」

藤「だから五関は選んだんだろ?弟の性教育係りとして」



はっ?どういうことで。。



河「ハッシーが入寮する時は五関も勿論、俺達もいない。あいつは独りで戦わなければならないんだ」

藤「鍛えるため強く生きてく力をつけさせる為に今から身体ごと叩き込んでおこうと」

河「トッツーはすげぇよ、ハッシーを抱きしめてこう言ったんだから」



“だいじょうぶ心配しないで俺が全部教えてあげる、でもね一番大切なのは心だよ強く優しく仲間を大切にそれさえあれば生きて行けるから”

トッツーおまえ、クッ!



河「嬉しそうだったなぁ、ハッシー満面の笑顔で俺らもそれを見てホッとしたもんだ」

藤「もしかして4人でやったのか」

河「ふっ、俺さここを出てもあいつのこと絶対に離さないつもりさ」

藤「郁人」

河「一緒に暮らすって決めているんだ ニコッ」

藤「おまえ」

河「五関も将来はハッシーと暮らせるよう頑張るって言ってた、フッ」

藤「いいよな、惚れた奴とずっと一緒にいられたら」

河「お前も頑張れよ北山と暮らせるように」

藤「俺は、あいつがうんとは言わないと思うし」



藤ヶ谷―

それから、暫くして河合は帰って行き。

俺はトッツーの言葉を思い出していた。



戸「みんな苦しみや悲しみ傷を背負い生きているんだから」



そうだな、フッ

もう一度ちゃんと向き合ってみるよ。

あいつと…

しかし、このあと予想だにしなかった方向へと。

事態は、進んで行くことになる。

それにより知った藤ヶ谷の心の中にある深い傷。

何かが変わろうとしていた俺の中で―





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