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薔薇寮の淫

第5章 波立つ波紋

・藤ヶ谷side

2人だけの空間―

その部屋で気がつくと俺の腕の中には北山がいた。

ギュッ!

その身体を後ろから抱きしめ何度も唇を奪い。

胸元に手を入れ乳首を刺激する。



北「ふっ、藤ヶ谷、よせ、トッツーが、帰って来たらどうすっ、んんっ」

藤「それまでに、済ませてしまえばいいだけのことだろ」

北「そっ、そういう問題、じゃ、なく、俺は、嫌だって言ってるんだよ、ハァハァ」



あんな北山を見てしまい。

もう手出しするのはやめにしようと思っていたのに。



北「あっ、ビクッ、あっあっビクビクッ まっ、マジ、やだってば、ああっ」

藤「だったら、本気で抵抗すればいいじゃん クスッ」



唇を重ねたあとの表情が、あまりにも愛しくて。

つい衝動に駆られてしまい

ガシッ、シュッシュッシュ―



北「んあっ、はっ、んっ、ビクンビクン、扱くな、ううっあっ、くっ」



結局は、また襲ってしまっているんだから俺ってダメだよな ハハッ



北「やっやっ、んだから、あっあっ、やめろってぇーあっあぁ、ビクビクッ」



だってさ、こいつ可愛すぎるんだもん。



北「ゆっ、指、んん、挿れちゃ、あっはっ、ビクッビクンんああっ」



言葉で拒んでるわりには。



北「なっなっ、あっうっ、だっ、ダメだ言って、んだろが、くっあ」



昨日と違って、語尾に強さがないどころか。

最初っから、すっかり俺に堕ちてしまっているし。



北「ふっ、藤ヶ谷、んっ‥ぁ…っは‥んんっ」



チュプ!



北「…っは、ハァハァハァ」

藤「なぁーおまえ、自分で気づいてる?フッ」



だから教えてやろうと思って言っただけなのにさ。



北「なっ…何が‥だ…クッ」



今の自分の本当の姿を。



藤「嫌って言ってはいるが眼は逆、本心はして欲しいんじゃない?」



と、北山は一瞬固まってしまい次の瞬間!



北「んなことはねぇ」



ドンッ!



藤「うわっ」



とつぜん俺を突き飛ばし、その反動で床へと転がってしまってよ。





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