テキストサイズ

薔薇寮の淫

第5章 波立つ波紋

・藤ヶ谷side

藤「おっ、おい大丈夫か」

北「ちげっ、んな、あり得るわけ、クッ」

藤「へっ?」



で、何故だかそのまんま。



藤「なんでだ?」



下半身スッポンポンの状態で四つん這になり床を這っているんだ。



藤「北山?」

北「くっ、来るな、クッ」

藤「ちょ、お前どこへ行くつもり?」

北「傍へ寄って来るんじゃね」

藤「ぁ…クスッ」



でもその姿が、ギュッ!



藤「はい行き止まり、つーかまえた フッ」



堪らなく可愛くて。



北「はっ、放せ」

藤「嫌だ クスッ」

北「お前なんか嫌っ…」



ズブブブッ!



北「つあっ、あっ、あぁ、また入っちまってるぅー」



俺は思わずバックから突っ込み勢い良く攻めまくってしまう。

パンパンパン―



北「ひっ、ああっ、奥に、当たってるって、うっあっうあぁ、深いってば、ふっ、藤ヶ谷あぁーっ」



ズボッ、ヌチャ!



北「いっ、やっ、だっいっあっ、いぃーっ」

藤「もっと、もっと言葉に出して言え」



ズゴッ、ヌプッ!



北「んやっ、あっあっいっ言わね、うっあっ、いぃ、くっあ、いっ、いぃーっ」



言ってるじゃん、クスッ



北「もっ、もっ、あぁうぅあっ、はっあっ、くぅっ」



そして思った…



北「あぁ、あうっ、あっ」



こうなったらとことんやってやろうって、フッ

んっ?間違ってるか。



北「うんあっ、そこいっ、んだめだ」

藤「ここ?クスッ」



ズゴッ、ズゴッ!



北「ひあっ、んっ、あひっんっいっ、あぁ、うっあっあぁーっ」

藤「そろそろイクぞ」



ガシッ、シュッシュッ―



北「くあっ、また来ちまうあっ、出る藤ヶ谷、うっ、あっあぁ、ドピュッ」

藤「くっ…ぅ‥ハァハァハァ」



が、その瞬間こいつは何とも言えない表情をし。

たぶん無意識なんだろう。

クルっと顔だけ俺のほうへ向け。



北「きっ…気持ち‥いっ…ふっ‥ニコッ」

藤「ドキン」



そう言うと、バタンとうつ伏せに倒れ気を失ってしまい。

その微笑みは―

堕ちたのは、北山じゃなく自分の方だと感じてしまったほど。

俺の心を虜にしてしまったんだ。

だから尚さら思う、絶対に失いたくはないと。

お前を…





ストーリーメニュー

TOPTOPへ