薔薇寮の淫
第5章 波立つ波紋
・北山side
戸「でも可愛いんだ、特にイッた時なんか」
北「やめろって、そういうこと言うの」
戸「ごめん」
まるでスッカリここの色に染まってしまったみたいだ
戸「俺の事はいいから北山は自分のことを考えなくっちゃ」
北「んだから俺は」
戸「無駄だよ抵抗しても」
北「おまえ」
戸「ここにいる限りは受け入れるしかない」
北「‥‥っ」
戸「でなければ、生活して行けないんだ」
でも、それでも。
戸「そんなに藤ヶ谷のことが嫌い?」
北「あぁ、見ていると腹が立って来るわ」
戸「じゃなんで受け入れたりしたの?」
それは、あのとき自分が。
トッツーに対して思った事と、全くと言っていいほど同じだった。
北「分かんねって、んなの」
戸「拒めないんでしょ?」
北「くっ」
戸「答えは自分で見つけるしかない」
分かっている。
戸「だけど、今のままじゃ無理だろうね」
北「なんで」
戸「北山が、素直になれてないから」
北「‥‥っ」
戸「本当の自分をちゃんと見ていない、いや既に気づいてるのかも知れないけど認めていないだけ違う?」
北「別にいいわ、それでも」
戸「強がっちゃって、悪い癖だよ」
北「大きなお世話だ」
戸「五関が言った通りかもしれないね」
北「あいつが何を言ったっていうんで」
戸「手荒な事をしなくちゃ北山は自分の気持ちを認めないって」
はっ?
戸「遅かれ早かれ、その身に受けるときが来る」
北「なんだよ、それ」
戸「どうして、あの2人のグループが一番安全だって言われてるか知ってる」
北「んなの、知るわけないじゃん」
戸「玉森にでも聞いてみれば」
北「タマに?」
戸「あいつも、それで救われた口だから聞けば分かるんじゃない」
北「いいわ興味ねっし」
戸「そっじゃ俺は取り合えず一休みさせて貰うね励み過ぎてあまり寝てないから」
そう言うとトッツーはベットの中へ潜り込み眠ってしまう。
あいつらが一番いいと言われてる理由?
俺からして見れば同じ穴のムジナにしか見えないけど
まだ本当の意味でのここでの現実を俺は知らなかったのかもしれない。
だから、藤ヶ谷が何を考え
やろうとしていたのかも、気にも止めていなかったんだ。
ことが起きてしまうまでは
・
戸「でも可愛いんだ、特にイッた時なんか」
北「やめろって、そういうこと言うの」
戸「ごめん」
まるでスッカリここの色に染まってしまったみたいだ
戸「俺の事はいいから北山は自分のことを考えなくっちゃ」
北「んだから俺は」
戸「無駄だよ抵抗しても」
北「おまえ」
戸「ここにいる限りは受け入れるしかない」
北「‥‥っ」
戸「でなければ、生活して行けないんだ」
でも、それでも。
戸「そんなに藤ヶ谷のことが嫌い?」
北「あぁ、見ていると腹が立って来るわ」
戸「じゃなんで受け入れたりしたの?」
それは、あのとき自分が。
トッツーに対して思った事と、全くと言っていいほど同じだった。
北「分かんねって、んなの」
戸「拒めないんでしょ?」
北「くっ」
戸「答えは自分で見つけるしかない」
分かっている。
戸「だけど、今のままじゃ無理だろうね」
北「なんで」
戸「北山が、素直になれてないから」
北「‥‥っ」
戸「本当の自分をちゃんと見ていない、いや既に気づいてるのかも知れないけど認めていないだけ違う?」
北「別にいいわ、それでも」
戸「強がっちゃって、悪い癖だよ」
北「大きなお世話だ」
戸「五関が言った通りかもしれないね」
北「あいつが何を言ったっていうんで」
戸「手荒な事をしなくちゃ北山は自分の気持ちを認めないって」
はっ?
戸「遅かれ早かれ、その身に受けるときが来る」
北「なんだよ、それ」
戸「どうして、あの2人のグループが一番安全だって言われてるか知ってる」
北「んなの、知るわけないじゃん」
戸「玉森にでも聞いてみれば」
北「タマに?」
戸「あいつも、それで救われた口だから聞けば分かるんじゃない」
北「いいわ興味ねっし」
戸「そっじゃ俺は取り合えず一休みさせて貰うね励み過ぎてあまり寝てないから」
そう言うとトッツーはベットの中へ潜り込み眠ってしまう。
あいつらが一番いいと言われてる理由?
俺からして見れば同じ穴のムジナにしか見えないけど
まだ本当の意味でのここでの現実を俺は知らなかったのかもしれない。
だから、藤ヶ谷が何を考え
やろうとしていたのかも、気にも止めていなかったんだ。
ことが起きてしまうまでは
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