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薔薇寮の淫

第6章 仕掛けられたら罠

・横尾side

五「ありがと、残ってくれて ニコッ」

横「俺は成し遂げたかっただけさ、あいつ恭平がやろうとしていた事を」

五「それも、後もう一踏ん張り。そう思いたいね」

横「そうだな ニコッ」



五関が手をつけた奴を貰った連中、実は彼らが裏グループの一員。

このことは、一員となった奴らと俺たち2人しか知らない。

そして、新たにリーダーとなるべき奴の下に。

そいつらを従わせ、腐った連中を追い出し。

この寮内から狂気というものを一掃する。

だからそのリーダーになる奴は。

絆と愛情で強く結ばれた、カップルでなければならない。

その為に俺は、あいつらを囲い鍛えて来た。

全てはその目的を果たす為

俺も五関も自分の身を犠牲にする覚悟で。

恭平がここで受けた悲しみ辛さを知っているのは俺達2人だけだから。

頑張るよ俺…

挫けそうになったとき弱気になって負けそうになったときは、あいつの顔を思い出す。



飯「自信を持って行け渉は俺が選んだ最良のパートナーなんだから」



あぁ、必ず!その気持ちに応えてみせる。

この寮を本当の愛に満ちた場所へ変えること。

それが、お前の願いだったから。

そして今、離ればなれにならざるを得ないでいる俺達を。

結んでいる、唯一の絆でもあった。

心を繋ぐ―





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