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奇跡を生み出す腕を手に入れた、大阪の兄ちゃんの話を実話で公開

第7章 中学卒業、そして高校に

 お客さんに商品を買ってもらうには、わかりやすい現象の説明と、演じる腕にかかっている。


 ただ、その道具の種を知って、マスターするだけではなく、応用ネタも身につけなくては、いけない。


 それと、子供が来た時は、相手を見てネタする。


 実演している道具を、勝手にパッと取って、中を確かめる親のしつけが行き届いた手ぐせの悪いガキがいるのだ。


 この場合、親がいれば、買わせろってのがある(ここだけかもしれない)


 仕掛けを売ってなんぼの商売。実演最中の道具を勝手に触って、種を知ってしまえば営業妨害と同じ。


 または、見たいお客さんだけ正面に立たせ、子供が来れば、人一人分空けて立たせ「はい、そこで見て」と強く言う。


「なんか、やって」という、子供が来たら「買うの? 買うならみせる」と言う。


 なんとも、子供には厳しい。


 中には、「これ知ってるで!! この種はなぁ、○○で××で」と持っている道具の種明かしを自慢気に話すのもいる。


「はい、言うんやったら向こう行って、ここには来なくていいから」と言う。



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