
栖桜兄弟の未来設計
第3章 危険なのは……
4人の歩く並木道は、もう季節は秋だと物語る。
俺と渉は2人の後を追う。
どこに向かっているのかさえわからない。
少し歩いていくと2人は、真新しいマンションの前で止まった。
「ここ家の所有マンション。ここの1室が俺の部屋だから。」
「さすがだな。」
琉生が一人暮らしともいえる自分の家へと案内しようとするのに反応したのは徹弥だった。
何か起きそうな予感がする。
逃げたらダメだよな……。
俺は渉と顔を見合わせてため息をつく。
琉生の家の中へと入る。
あまり物は置いてなく、部屋が3つとリビング、ダイニング、お風呂にトイレ。
見たまま、ものすごく高そうだった。
何がって…このマンションの値段が…。
リビングのソファーに案内され、それぞれの目の前に飲み物を出された。
俺と渉は喉が乾いていたせいで一気に飲み干した。
少しすると徐々に身体が熱くなるのを感じた。
目がトロンとしだした俺たちを覗き込み2人が言ってきた。
「効いてきたみたいだね。渉。」
「こっちもだ。可愛い…樹。」
数ヶ月の間に2人は俺たちを見分けられるようになっていた。
「琉生。お前、飲み物に何入れた!?」
「ん?ちょっとした媚薬をね。お礼してもらうよ。」
渉の問いに答えた琉生は獣のような目をしていた。
俺を見る徹弥も同じだと気付くのに、それほど時間はかからなった。
俺と渉は2人の後を追う。
どこに向かっているのかさえわからない。
少し歩いていくと2人は、真新しいマンションの前で止まった。
「ここ家の所有マンション。ここの1室が俺の部屋だから。」
「さすがだな。」
琉生が一人暮らしともいえる自分の家へと案内しようとするのに反応したのは徹弥だった。
何か起きそうな予感がする。
逃げたらダメだよな……。
俺は渉と顔を見合わせてため息をつく。
琉生の家の中へと入る。
あまり物は置いてなく、部屋が3つとリビング、ダイニング、お風呂にトイレ。
見たまま、ものすごく高そうだった。
何がって…このマンションの値段が…。
リビングのソファーに案内され、それぞれの目の前に飲み物を出された。
俺と渉は喉が乾いていたせいで一気に飲み干した。
少しすると徐々に身体が熱くなるのを感じた。
目がトロンとしだした俺たちを覗き込み2人が言ってきた。
「効いてきたみたいだね。渉。」
「こっちもだ。可愛い…樹。」
数ヶ月の間に2人は俺たちを見分けられるようになっていた。
「琉生。お前、飲み物に何入れた!?」
「ん?ちょっとした媚薬をね。お礼してもらうよ。」
渉の問いに答えた琉生は獣のような目をしていた。
俺を見る徹弥も同じだと気付くのに、それほど時間はかからなった。
