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栖桜兄弟の未来設計

第1章 やっぱり今日は…

もう待ちきれないと、2人一緒にベッドに倒れ込む。


「樹。お前がして…。」

「うん。わかってる…。」


なんとなく、どっちがどっちって決まってるわけじゃなくて、その時の気分でタチとネコが変わる。
自分が攻めていたって攻められてる気分にもなる。
双子ってそうなのかな。

イイとこだってすぐわかるし、感覚を共有している気分にもなって…。
同じ顔した目の前の自分の分身とひとつになることが当たり前のような気がしている。

俺たちは性格だって、得意なことだって違う。

渉の後ろの孔へ指を入れていく。
同時に自分も入れられる感覚になる。

迷わず奥の強い快感を引き出せる所に指先を当てて刺激する。
自分の全身が痺れる感覚があって、“もっと…強く…”と思う。
同時に渉から声が漏れる。


「っあっ……樹……そこ……もっと……んっ」


言わなくてもわかるってことくらい渉だって知ってる。
それでも声に出てしまう。
俺だって同じだ。

指を増やして、刺激を更に強める。
それでもイク寸前で止める。
自分の起ち上がって張り詰めたモノに刺激を与えたい思いと、身体の奥の途絶えた快感の喪失感が同時に沸き上がる。

渉が目で訴えている。
わかってるよ。
渉の唇に自分の唇を重ね、どちらからともなく舌を絡める。

俺は渉の快感を求める後ろの孔へ、自身の張り詰めたモノを入れていく。
押し広げられ入ってくる感覚と、自分が入れていく感覚。
2重の感覚が快感を倍増させる。
もうきっと他の人では満足は出来ない。

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