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栖桜兄弟の未来設計

第4章 思った通りだ

家に帰り夕食後、お風呂まで済ませた俺たちは早速今日のことを話すことにした。


「樹。琉生と徹弥って俺たちと同じく感覚共有あるね。」

「そうみたいだな。向こうは俺たちのこと気づいてないみたいだけど。」


あの2人は俺たちに感覚共有あるってこと気づいてないみたいなんだよな。
それも俺たちは鮮明に感じ取れてるということ。
何年も毎日のようにやってる俺らからすると、ある程度は慣れていて我慢がきくこともある。


「今日、樹は徹弥としてたよね?」

「渉が琉生とやりだすからだろ。ちょうど徹弥がその場にいたし、他に誰もいなかったからな。」


先にやっといて何を言うんだ。
渉にキスをされながら、ベッドに押し倒されている状態でも会話は続く。


「やっぱり相手が琉生だってのもわかったか。琉生は徹弥の相手気付いてなかったみたいだよ。」

「ああ、徹弥も琉生の相手が渉だとは気付いてないみたいだったな。そこまで鮮明に感じ取れないってことか。」


互いに服を脱ぎ、ローションを塗り込むだけで、渉に後ろの孔に入れられる。
渉と繋がるのは安心感があるんだよな。
互いにその時の状態がわかるっていうのも大きいかもしれない。

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