テキストサイズ

栖桜兄弟の未来設計

第4章 思った通りだ

自分も快感が欲しくなるけれど、今ここでしてもいいものか迷う。
目の前では絶頂を迎えた2人が、息を切らしながら互いの位置を入れ替えている。
次は琉生が受けか。
徹弥が琉生の後ろを指を入れて解しながらキスをしている。

俺もう我慢できないかも。
隣の樹と唇を重ねる。
舌を絡ませ、互いに服を脱いでいく。
やっぱり見ているだけなんて無理だ。
あいつら感じ過ぎなのバレバレだから。


「んっ・・・」

「あぁっ・・・」


俺と琉生の声が部屋に響く。
もう見なくていいや。
自分に快感がきたほうがよっぽどいい。
見たいなんてらしくないこと言ったかな。
樹と終わったらあいつら犯してやるか。
樹も同じことを思ったらしく、互いのペニスを擦り合わせた。


「はぁっ・・・あぁっ・・・」

「やぁっ・・・だめっ・・・あぁっ・・・」

「んくっ・・・」


俺の声の後に向こうから聞こえた気がするけど、もうどうでもいいか。
俺が下ってことは先に受けか。
先端から零れる蜜を絡ませ、解した後ろへ樹が入ってくる。
やっぱり樹の最高だ。
繋がった安心感と自分のペニスが温かいものに包まれている感覚を味わう。
樹が動きだすと、前立腺への快感がもっとほしくなる。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ