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栖桜兄弟の未来設計

第1章 やっぱり今日は…

洗濯機が仕事を終えるまで時間があったから昼食を作ることにした。
冷蔵庫を開けてみると焼きそばを見つけた。
これでいいやと思い、野菜を切ってフライパンで肉と一緒に炒めていく。
料理も慣れてきたなぁと自分で思う。

麺も入れて、ソースも入れて出来あがりって思い、皿に盛り付けようと思ったら、渉が来たのを感じた。


「焼きそば出来た?」


そう言って台所に入ってきた渉。
俺たちやっぱり凄いって思ってしまう。


「流石、タイミングいいな。」

「凜からまたモデルになってってメール来てたよ。樹にも言っといてってさ。」


妹の凜はマンガを書いている。
マンガのジャンルは聞いてないけれど、絡みのシーンにモデルがいてくれたほうがいいらしい。
身近に絵になる2人がちょうどよくいたと言っていた。
確かに絡みの部分を快く見せようなんて人簡単に見つかるわけもなく、いたとしても仕事としてならと言われるだろう。


「また凜の目の前でやんのか。お前最後まで見せてあげようとか思ってないよな?」

「やっぱりわかった?樹、何気に見られて興奮するでしょ。」


ないないないない……………。
妹に生現場見せちゃダメでしょ。
渉は半分本気だ。
それだけはやめてくれ……。

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