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ねぇってば

第3章 必ず


ビクッとしたのがここからでも分かった

目が悪いのか立ち止まって少し長く俺らを見ていた


翔ちゃんとかに「何言ってんすか」って言われたけど
気にならなかった


誰だか認識できなかったのか
さっきと同じように下を向きまたこちらに歩いてくる



俺らとの距離が縮まった時、
俺は初めてしゅうかちゃんだと認識した

それは向こうも同じようで
ゲームをしてた手を止め一礼してまた歩いていってしまった

あとから聞いた話
ニノが少女に気づいたのはゲームを手にしてたからダとか
流石だよね



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